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らせん階段のある杉足場板の家

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緑美しい木々が立ち並び、海にも程近い芦屋市の静かな住宅街に佇む【らせん階段のある杉足場板の家】

新築でありながら周囲の街並みにもすっと溶け込み、まるで昔からそこに建っていたかのような自然な存在感すら漂う、3F建て住宅です。

今回の家づくりにあたり、お施主様のKさんと私たちが目指したのは「カフェのような家」
ラフで古びた味わいをもつ杉の足場板をフローリングや棚板としてふんだんに採用し、天井や壁は温かみのある白いペンキ仕上げに。植物のグリーンやアイアンのパーツ、アンティークのガラスがしっくりと馴染む、まるで洋書のような住空間を実現しています。

時間が経つほど味わい深く、その風合いを増していく自然素材に洗練されたセンスをミックスした、シンプル&ナチュラルな「カフェ・スタイルの家」。
ゆっくりとした時間が流れ、家族や友人が自然に集う、温もりあふれる家が出来上がりました。

●K様邸(芦屋市):夫婦2人+子供2人
●延床面積:146.70㎡(44.38坪)
●建築面積:60.78㎡(18.39坪)
●敷地面積:132.17㎡(39.98坪)
●竣工年月:2006年3月
●建築概要:SE構法「重量木骨の家」3階建て
●設計監理:(株)福田工務店




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←家族と一緒に時を重ね、その味わいを増す杉足場板のフローリング


「カフェのような、家らしくない家をつくりたい」
「新しい材料でも"古さ"を演出したい」
そんな奥さまのこだわりや想いが、隅々まで反映され形となったKさんの家。
本来は工事現場の作業用に使われる杉の足場板を、フローリングとして敷き詰めたリビング。
自然塗料で落ち着いたブラウン色に仕上げ、何年も使い込んでいるような風合いを出している。柔らかな木の感触が、素足にも心地よい。
吹き抜けのFIX窓は、向かいの敷地にある2本のクスノキの大木が、まるで1枚の絵画のように見える高さにこだわって設計した。






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小窓からの明るい光が溢れるダイニング→


ダイニング・チェアーに座ったとき・立ち上がったときの目線の高さ、周辺からの視線を考慮して、上下に小窓を配した。
夜にはペンダントライトの灯りでくつろいだ雰囲気に。






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←リビングとダイニングを緩やかに区切るピアノスペース


Kさん家族の生活の中心は、家族やゲストが常に集まる2階のLDK。
1階と3階に居室を設け、プライベートな空間とパブリック空間をはっきりと区別した。
3階へと続く鉄骨のらせん階段と、ピアノ・コーナーをLDKの真ん中に配置。リビングとダイニングの目線をさりげなく遮るとともに、間仕切りのない広い空間を緩やかに区切っている。
あめ色の木製ピアノは、奥さまが子供の頃から引き続けているもの。以前のマンション暮らしでは気兼ねしていた「思う存分ピアノを弾くひととき」を、入居後は娘さんと一緒に楽しまれているとか。ピアノを弾くと、リビングの吹き抜けに音が反響し、まるでコンサート・ホールに居るかのよう。






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カフェの厨房をイメージしたオープンキッチン→


Miele社の食器洗い乾燥機、Smeg社の4口ガスコンロなど、厳選したパーツを組み合わせて、ステンレスでシンプルに仕上げたオリジナルのキッチン。
杉の足場板で造作した背面のオープン棚や作業台、大容量のパントリーをキッチン横に設けるなど、機能性も考慮している。






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←爽やかな光と風が通り抜けるらせん階段


当初のプランでは想定されていなかった、3階へのらせん階段。
デッドスペースを造らないためのアイデアとして生まれた。






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「見せる」ことを意識した杉足場板のオープン棚→


ピアノ・コーナーの裏側は、飾り棚を配したトイレへのアプローチ。
LDK側からは目隠しとなっており、来客時にも気兼ねなくトイレを使用できるよう工夫している。






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←静謐な光が満ちる階段スペース


2階へと続く階段は可能な限り勾配を緩くし、踏み面をたっぷりと取った。
階段を上がるにつれて、正面に設けた縦型の連窓にクスノキの緑が広がる。






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思わず足を止める、玄関ホールの小さなギャラリー・コーナー→


玄関ホールから階段へ続く通路には、わざと1段の段差を設けた。
足元に間接照明を組み込み、床が浮いているように演出。
壁の厚みを利用して造った階段下のディスプレイ・コーナーには、季節に合わせて、奥さまが小物をディスプレイしている。






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←天然木の経年変化を楽しむナチュラルな外観デザイン


3F建てによる圧迫感をやわらげるため、建物を道路面からやや後退して配置。
空いた前面スペースには、枕木や"高原の森林"をイメージした雑木とグリーンを植え込んで、まるで住宅街の中のオアシスのような、緑あふれる心地よい雰囲気を演出している。
外壁は素朴でやさしい風合いの漆喰風塗装仕上げ。
アクセントに張られた杉板や、ガレージ兼デッキバルコニーの木格子はあえてナチュラルな色のまま残して、経年変化を楽しむことに。
新築でありながら、周囲の家並みにもすっと溶け込み、まるでずっと昔からそこに建っていたかのような、自然な存在感が漂っている。






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植栽のグリーンが映える、木を生かしたエクステリア→


小さな雑木林のように、表情の異なるグリーンを植え込んだ外構スペースは、休日ごとに、ご夫婦でガーデニング・ショップに足を運んで整えられたもの。
向かって右奥のウッドデッキ・バルコニー下には、既製品のカーポート屋根を組み込んで、車が雨に濡れないよう配慮した。






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←外からの視線を柔らかく遮る杉の縦格子フェンス


格子状に杉材を張った、ウッドデッキ・バルコニー/駐車スペースのフェンス。
バルコニーに立つ人が周囲から見えにくいよう、格子を絶妙のピッチに設定した。






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広々としたデッキバルコニーはもうひとつのリビング空間→


リビングの折り畳みサッシを全開にすると現れる、広いウッドデッキ・バルコニー。
休日には家族で朝食を摂ったり、友人たちとのバーベキューやホームパーティーなど、多目的に活躍している。






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←木格子のスリットが美しい光と影をつくりだす


月日が経つに従って、だんだんとシルバーグレー色に変化していくウッドデッキ・バルコニーの杉板。
冬の夕暮れ時には、木格子のスリットが長い影をつくり、また違った雰囲気に。