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【福田BLOG】 一度は訪れたい住宅~その①~ 09.07.20

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ここ数回、法律や長期優良住宅に関するトピックスを中心にお伝えしていましたが、今回は少し趣向を変えてみたいと思います(笑)。

我々のような建築に携わる人間は、必ず!?と言ってもよい程、一度は見ておきたい(訪れたい)建築が少なからず存在します・・・。
私の場合、そのスケールはビルや施設でなく「家」になるのですが、もし1軒だけしか叶わないとしたなら、それは『フィッシャー邸』です!!
ユダヤ系アメリカ人の、故ルイス・I・カーン氏(1901~1974)が設計したこの住宅。完成したのが1967年!!
築40余年の年月を経ても尚、その魅力は衰えるどころか、ますます輝きを増すように思える数少ない有名な住宅の一つだと言えますね・・・。でも、それにはちゃんと理由があります。それは、この家の施主であるフィッシャーご夫妻が、今現在も変わらず住まわれているからに他なりません。

有名建築家が手がけた住宅は、その主(あるじ)を喪い、市に寄贈され、博物館的に公開されるのが常ですが、このフィッシャー邸はそこが大きく異なっています。

きちんとメンテナンスされた赤褐色のレッドシダー(米杉)張りの外壁。周囲はゆうに10メートルは超えるだろうと思われる広葉樹の緑に映えるこの赤褐色がなんとも印象的です。

既に80歳を超えるフィッシャーご夫妻は、カーン氏と共につくり上げたこの自邸を、この地を訪れる人々に、今でも誇らしく語られるそうです。時には苦労話しを交えてとか・・・。
そんなエピソードを聞くと、つくり手冥利に尽きるとっても理想的な関係で羨ましく思えます。

カーン氏とフィッシャーご夫妻の関係ももちろん素敵なんですが、今私たちが見習うべきは、その住宅の持つ普遍性というか、エバーグリーンな魅力というか、何と言うのでしょう・・・。
200年住宅、長期優良住宅、そんなキャッチフレーズが無くとも、長寿命のDNAが宿っている。

この住宅は生まれながらにして、そんな「オーラ」が発せられているんですよね~。
いつかは必ず見に行きたいと思います!!・・・フィラデルフィアまで。
あっ、そうなんです。写真集や図面集だけで、まだ実物は見たことが無いんです(汗)。

そうそう、皆さんもこちらのブログでその魅力の片鱗を感じてみてください!!


PS:NCN荒木さん、実際にフィッシャー邸を訪れた際の貴重な写真、近いうちに見せてくださいね~。


2009.07.20 AKINOBU FUKUDA